ウェブデザイン技能検定3級
勉強になったのでまとめてみました。
色んな規格と団体
規模の大きい順です。
団体名 | 略称 | 規格対象 | |
---|---|---|---|
1 | 国際標準化機構 | ISO(アイソ) | 世界の製品・サービスの規格化 |
2 | 日本産業規格 | JIS(ジス) | 日本の製品・サービスの規格化 |
3 | インターネット技術タスクフォース | IETF | DNS, DHCP, EFP, 公開鍵, TCP/IP, IPv6, HTTP, SMTP, POP IMAP, UTF-8など |
4 | 欧州電子計算機工業会 | ECMA(エクマ) | JavaScriptの中核的規格。EC6, ES2015など |
5 | Web Hypertext Application Technology Working Group | WHATWG(ワットダブルジー) | 2024年現在のHTML規格であるHTML Living Standard。Apple、Mozilla、Operaの従業員が立ち上げた組織。 |
6 | ワールドワイドウェブコンソーシアム | W3C | HTML5までのHTML規格, XMLなど |
HTML5以降のコンテンツ・カテゴリー
これまで「ブロック要素」とか「インライン要素」で区別していたのですが、
HTML5から「コンテンツ・カテゴリー」という分類法に変わったようです。
名前が長い上に馴染みのない単語なので、覚えづらかったです(泣)
havin’a coffee breakというサイトが分かりやすくまとめてくださっています。
コンテンツ名 | 説明(&私の理解) | 要素例 | |
---|---|---|---|
1 | メタデータ・コンテンツ | ブラウザ側のための情報 | <meta> <script> <style> <title> <base> <link> <noscript> <picture> |
2 | インタラクティブ・コンテンツ | ユーザーが操作できる要素 | <button> <select> <textarea> <details> <embed> <iframe> <label> など |
3 | エンベッディッド・コンテンツ(Enbedded=埋め込み) | 何かしら埋め込む要素 | <audio> <video> <img> <canvas> <embed> <iframe> <object> <picture> |
4 | ヘッディング・コンテンツ | セクションの見出し。アウトライン(文書の階層構造)を生成する。 | <h1>~<h6> <hgroup> |
5 | セクショニング・コンテンツ | headerとfooter以外の範囲 | <article> <aside> <nav> <section> |
6 | フレージング・コンテンツ(Phrasing=フレーズ) | かつてのインライン要素のこと | <a> <audio> <br> <button> <img> <input> <q> <ruby> <script> <select> <small> <span> など 多い |
7 | フロー・コンテンツ | body内のほとんどの要素 | <a> <addr> <address> <article> <aside> <audio> <b> <bdi> <bdo> など とても多い |
JIS X 8341-3:2016
全ての人にやさしい設計をしようというものです。
JIS X 8341-3:2016 達成基準 早見表(レベルA & AA)|ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)
アクセシビリティとは「情報にアクセスすることができる、情報を入手することができる」という意味で、この意味が分かっているのか問う過去問もありました。
以下、テストによく出る&知見になったものを抜粋↓
- 音声や動画は自動再生しない。(動くものに注意を奪われる、読み上げ音声が聞きづらくなる人がいる) 停止や非表示にする機能を提供する
- キーボードで全ての操作ができる
- 閃光を避ける(光感受性てんかんを引き起こすことがある)
イケイケなサイトを作る以前に、この基準が守れているのかどうかを気にしていこうと思いました。
マルウェアの攻撃方法
OSI参考モデル
OSI参照モデルとは?TCP/IPとの違いを図解で解説|アイティーエム
第一層から順にできることが増えていく…という風に考えると分かりやすくなりました。
第二層、第三層はとにかく通信に関すること、
第四層、第五層は通信+α。できることが増えた故に気にしないといけないこと、
第六層、第七層からはメールやサーバを利用した通信。聞き馴染みのある単語が増えてくる感じです。
第一層 | 物理層 | – |
第二層 | データリンク層(室内限定の通信) | MACアドレス、Ethernet(イーサネット=有線LAN、無線LAN問わずローカルエリアのネットワークのこと) |
第三層 | ネットワーク層(中継できる通信) | IPアドレス、中継機器のルータ |
第四層 | トランスポート層(通信の品質) | TCP(遅くてもデータ抜けない)、UDP(速さ重視) |
第五層 | セッション層(セキュリティ) | SSL/TSL。なりすまし、盗聴、改ざん、フィッシングサイトの防止 |
第六層 | プレゼンテーション層(データ表現と暗号化) | SMTP=電子メールの伝送、FTP=サーバにファイルを転送。他HTML,UTF8など 文字化け防止 |
第七層 | アプリケーション層(ソフトウェアの通信規則) | Webページ閲覧ならHTTP/HTTPS、サーバへのファイル転送はFTPまたはFTPS(暗号化)、TFTP(簡易版)、メール送信はSMTPなど用途に合わせたプロトコルのルール |